日本内科学会雑誌
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III.続発性副腎機能低下症の診断
3.Sheehan症候群
肥塚 直美
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2008 年 97 巻 4 号 p. 752-755

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抄録

Sheehan症候群は分娩時の大出血またはショック後に下垂体の梗塞・壊死を生じ,これにより下垂体前葉機能低下症を呈する病態である.近年の産科技術の進歩によりその頻度は減少したが,分娩後かなりの期間後に低Na血症などの副腎不全を呈してはじめて診断される症例もある.本稿ではSheehan症候群について概説し,日常臨床において注意すべき点について述べる.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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