自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学 I
2008 年 97 巻 8 号 p. 1885-1887
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症例は54歳,女性.抗リン脂質抗体陽性の血球貪食症候群に対して高用量ステロイドおよびシクロスポリン投与を行ったが効果不十分で大量免疫グロブリン療法が奏効した.自己免疫疾患関連の血球貪食症候群には,血球に対する自己抗体が発症に関与する例が存在し,これらの症例では必ずしも高フェリチン血症を伴わない.後者の機序による血球貪食症候群に対して大量免疫グロブリン療法が有効である可能性がある.
日本内科学会会誌
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