日本内科学会雑誌
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III.適正な治療のために
6.生物学的製剤の開始を考慮するときの留意事項
松本 功
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キーワード: 生物学的製剤, 適応, 禁忌, TNFα, IL-6
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2009 年 98 巻 10 号 p. 2518-2523

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抄録
関節リウマチ(RA:rheumatoid arthritis)に対する薬物治療は,抗腫瘍壊死因子α(TNFα),インターロイキン-6(IL-6)などの炎症性サイトカインの作用を抑止する生物学的製剤の登場により大きく革新した.昨今のRA治療においては,早期診断治療はもちろん,活動性の強い患者に対してより積極的に強力な治療を考える方向にある.この総論では,どのようなタイミングで,有効でかつ安全に生物学的製剤を使用するべきかの留意事項について述べる.
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© 2009 一般社団法人 日本内科学会
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