日本内科学会雑誌
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IV.管理と治療の進歩
3.早期治療介入のアウトカム
東田 有智
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2009 年 98 巻 12 号 p. 3061-3066

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抄録

喘息の病態は気道炎症であり,その治療の第一選択薬は吸入ステロイド薬である.吸入ステロイド薬を診断後早期に導入することで,自然歴・予後を改善することが期待されている.小児喘息発症の前段階に早期治療介入しても発症予防はできず,自然歴は変えられない.しかしながら,小児・成人喘息とも,早期治療介入は,入院・救急外来受診を抑制し,1秒量の継時的低下を抑制することより,喘息の予後の改善に関しては期待される.

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© 2009 一般社団法人 日本内科学会
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