日本内科学会雑誌
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II.診断の進歩
1.問診,症状,身体所見
新沼 廣幸
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2010 年 99 巻 2 号 p. 251-257

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抄録

本邦では多列CTやMRIなどの画像診断装置の進化と普及に伴い急性大動脈解離や大動脈瘤に代表される大動脈疾患の診断能は改善された.しかし,大動脈疾患は多彩な臨床症状を示し,非典型的な症例が多いため,しばしば診断に困窮する.このため,大動脈疾患の診断では個々の症例で詳細な問診と身体所見を含む基本的診断法から得られた情報をもとに正確な診断プロセスを用いて画像診断に至ることが重要である.

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© 2010 一般社団法人 日本内科学会
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