日本内科学会雑誌
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II.診断の進歩
2.エコー
大倉 宏之
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2010 年 99 巻 2 号 p. 258-264

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抄録
心エコー図は非侵襲的かつベッドサイドにおいても施行可能な診断法である.大動脈解離や瘤の診断には造影CTが標準的診断法として広く用いられているが,心エコー図ではその診断のみならず,重大な合併症や血行動態の評価が可能である.心エコー図法には経胸壁心エコー図法と経食道心エコー図法がある.それぞれのアプローチ方法によって診断可能な大動脈の領域が異なる.その特徴を理解して活用できれば,心エコー図は大動脈解離や瘤の診断に有用である.
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© 2010 一般社団法人 日本内科学会
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