国立病院機構京都医療センター
2010 年 99 巻 4 号 p. 733-740
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Basedow病は,抗TSH受容体抗体による甲状腺機能亢進症である.治療法として,薬物療法,131I内用療法,手術療法の選択肢がある.抗甲状腺薬にはチアマゾール(MMI)とプロピオチオウラシル(PTU)がある.おもに効果と副作用の観点からMMIを第一選択薬とするが,催奇性の懸念から妊娠予定者や妊娠初期にはPTUが勧められる.いずれも副作用の多い薬剤であり,使いこなしには豊富な知識と経験が要求される.新薬の開発が望まれる.
日本内科学会会誌
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