昭和大学内科学講座腎臓内科学部門
2010 年 99 巻 5 号 p. 918-923
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高齢化,生活習慣病を含む疾病構造の変化,医療の高度化などから急性腎不全患者数は大幅に増加した一方,医療の進歩にもかかわらずその生命予後は改善せず,やがて末期腎不全に陥る例も増加している.こうした患者に対する予後改善を目的に,早期診断と早期介入を促す新たな疾患概念として急性腎障害が提唱された.本症の病期は患者予後と密接に関連しており,今後疾患概念と診断基準,病期分類に対する理解とその広い普及が望まれる.
日本内科学会会誌
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