東京女子医大第四内科(腎臓内科)
2010 年 99 巻 5 号 p. 950-956
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心疾患に伴う急性腎不全は,障害の程度は様々だが日常診療においてよく遭遇する病態である.低心拍出量による腎潅流量低下が原因である腎前性急性腎不全の代表疾患であるが,その後に交感神経系や内分泌系,炎症性サイトカインや血管作動性物質を巻き込み,非可逆性の腎性急性腎不全へ進展することもある.腎障害を合併した心疾患の生命予後は悪く腎機能に配慮した治療戦略が必要である.
日本内科学会会誌
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