九州大学医学研究院寄附講座臨床神経免疫学
九州大学医学研究院神経内科学
2010 年 99 巻 8 号 p. 1790-1794
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混合性結合組織病は全身性エリテマトーデス,強皮症,多発性筋炎の症状を混合して示す,独立した病態を有する結合組織病である.筋炎は混合性結合組織病の40%程度,神経症状は10~20%に認められる.混合結合組織病に特徴的な神経症状は三叉神経障害と無菌性髄膜炎であり,無菌性髄膜炎の場合は薬剤誘発性の頻度が高い.筋炎の症状は軽度である場合が多く,病理学的には多発性筋炎と皮膚筋炎の双方の特徴を示す.
日本内科学会会誌
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