松山赤十字病院内科
1986 年 75 巻 10 号 p. 1467-1468
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症例は55才,男. 49才時より肺性心のため入退院を反復.今回呼吸困難と頭痛のため再入院.入院時血圧232/118mmHg,脈拍132/分,血中カテコラミンの著増と腹部CTから左副腎褐色細胞腫の合併を診断.心電図で両室肥大,心エコー図で左室歪曲化と収縮期僧帽弁前方運動(SAM)を認めた.肺性心と褐色細胞腫の合併について従来報告例はなく,また本例のSAMの成因は心室中隔の肥大と偏平化により流出路狭窄が生じたためと考えられた.
日本内科学会会誌
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