川崎医科大学内科
岡山東中央病院内科
兵庫医科大学第二内科
国立病院医療センター内科
1987 年 76 巻 4 号 p. 588-589
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多発性骨髄腫(MM)に持続性隆起性紅斑(EED)を合併した1例を報告する.症例は66才の男性.皮疹を主訴とし来院, EEDと診断されるが,初診時よりみられたIgAλ型のM蛋白が増加し, MMの病態を完成させるに至った.種々の化学療法を施行したがいずれも一時的な効果のみで,全経過4年2カ月で死亡した. EEDに免疫グロブリン異常が合併することは知られているが, MMを合併した報告は現在までに1例のみである.
日本内科学会会誌
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