日本赤十字長崎原爆病院内科
1988 年 77 巻 8 号 p. 1284-1285
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症例は72才の女性.著明な四肢麻痺.低K血症,代謝性アルカローシス,低レニン低アルドステロン血症を認めた.ネオユモールの服用中止とK剤の補充により,全身状態が改善,再度ネオユモールを投与し低レニン低アルドステロン血症を認めたので,ネオユモールによる偽性アルドステロン症と診断した.本例はグリチルリン含有量90mg/日と本邦報告例中最少量で発生しており,胃炎治療薬による本症はこれが本邦第1例である.
日本内科学会会誌
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