福島県立医科大学第三内科
1989 年 78 巻 10 号 p. 1486-1487
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症例は女性で, 16才時低身長および原発性無月経を主訴として来院し,染色体分析で46X, i (Xq)であることよりTurner症候群と診断された. 17才時,腹痛および粘血便が出現し,大腸透視,大腸内視鏡検査およびS状結腸の生検組織像で,潰瘍性大腸炎の典型的な所見が認められた. Turner症候群に自己免疫疾患が合併しやすいことは知られているが,炎症性腸炎との合併はまれで,本邦ではこれまで3例報告されているにすぎない.
日本内科学会会誌
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