市立伊丹病院内科
1989 年 78 巻 4 号 p. 567-568
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症例は発熱を主訴に入院した35才の男性.超音波, CTで肝内に多数の低吸収域を認め,超音波下穿刺で得られた膿よりK. pneumoniae肝膿瘍と診断した.肝膿瘍の基礎疾患として,慢性骨髄性白血病が発見された.肝膿瘍はしばしば致死的な疾患であるが,超音波下ドレナージと抗生物質の全身および局所投与により治療に成功した.本例では,顆粒球の遊走能, NBT還元能の低下が認められ,肝膿瘍の発症に関与した可能性が考えられた.
日本内科学会会誌
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