広島市立安佐市民病院内科
1990 年 79 巻 7 号 p. 955-956
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症例は40才,男性.呼吸困難,発熱を主訴として入院.成人呼吸窮迫症候群(ARDS)と血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の病態であり,抗生物質,ステロイド薬,血漿投与と人工呼吸により救命し得た.経過中血清学的にオウム病とコクサッキーA9ウイルスの混合感染症であることが判明した.これらの感染症のTTP合併は世界的に報告がなく,またTTP合併がARDS発症に極めて関係が深い貴重な症例と考えた.
日本内科学会会誌
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