日本内科学会雑誌
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5. Schönlein・Henoch紫斑病
東 徹
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1992 年 81 巻 1 号 p. 28-30

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抄録

Schönlein・Henoch紫斑病は全身の細小血管の血管炎であり,伴う腎病変ではlgAがメサンギウム・パターンで沈着し,メサンギウム辺縁にdepositが認められるので, IgA腎症の近縁疾患と考えられる.古典的な紫斑病の三徴候の紫斑,関節痛,腹痛とともに腎症状を示すが,血尿に蛋白尿を伴う例が多数を占め,また自然寛解する場合が多い.しかし悪化例も存在するので腎生検のうえ組織像を確認し,治療方針をたてる.

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