山形大学第一内科
1992 年 81 巻 8 号 p. 1154-1158
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疫学調査の結果,急性心筋梗塞の発生に関連した危険因子が明らかにされた.これらの冠危険因子は冠動脈粥状硬化の進展を規定する素因である.発症早期の冠動脈造影所見や血栓溶解療法の成功は,梗塞発生の引金として冠動脈硬化病変部位における血栓形成の重要性を明らかにした.閉塞性血栓の成立における素因と誘因の詳細が明らかになれば心筋梗塞の予防法や治療法の原則がより明解になろう.
日本内科学会会誌
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