浜松医科大学第一内科
1993 年 82 巻 11 号 p. 1766-1770
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急性腎不全の発症機序はその原因によって異なる.狭義の急性腎不全では腎血流量の低下,糸球体係蹄壁の水透過性の低下,円柱による尿細管閉塞,尿細管液の逆拡散,などが起こり,高窒素血症はおこる.体液量の減少は狭義の急性腎不全発症の危険性を増加させる.また,心,肝,肺などの他臓器の不全とともに多臓器不全の一つとして発生する急性腎不全の予後は悪い.
日本内科学会会誌
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