日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
1.心筋症とはどんな病態か
安田 寿一
著者情報
ジャーナル フリー

1993 年 82 巻 2 号 p. 166-171

詳細
抄録
心筋症は原因不明の心筋疾患をいう,それらは病理形態によって拡張型,肥大型,拘束型心筋症に大別される.拡張型心筋症は心筋収縮の低下(EFの減少),心内腔の拡張をおこす.うっ血性心不全を生じやすく,予後は不良である.肥大型心筋症は心筋肥大(心室コンプライアンスの低下),心内腔の狭小化,心筋収縮の亢進(EFの増加傾向),それらによる拡張不全を基本病態とする疾患で,予後は良好.拘束型心筋症は心筋組織の線維化(心室コンプライアンスの減少)による拡張機能の障害を主病態とする疾患であり,わが国ではまれである.
著者関連情報
© (社)日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top