滋賀医科大学第二内科
1993 年 82 巻 5 号 p. 651-655
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狭義の炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎とCrohn病の病態,特に,成因・発生機序については,十分には解明されていないのが現状である.両疾患は,成因・発生機序において,全く別個の疾患と考えられているが,臨床症状, X線像,内視鏡像においては,必ずしも鑑別診断が容易でない症例もあり,この点について解説した.今後,初期像,重症化機序,腸粘膜内免疫動態など,病態の解明が進むにつれて,より鑑別診断が容易になることが期待される.
日本内科学会会誌
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