日本内科学会雑誌
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3.急性多発性関節痛(炎)の診断と治療
岡田 純
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キーワード: 関節炎, 多発性, 治療
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1994 年 83 巻 11 号 p. 1914-1918

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抄録
急性多発性関節炎の大部分は炎症性の関節炎であるが,まれに非炎症性の関節炎(痛)もみられる.関節炎の部位,性状,また,仙腸関節や脊椎を含む中心性の関節炎があるかを把握することが鑑別診断上重要である.随伴症状の有無についても検索を十分に行う.骨関節のX線写真では,一部の急速性で破壊性の関節炎を除くと骨びらんなどの骨・関節の異常所見が得られることは少ない.本稿では,急性多発性関節炎の基本的治療方針についても言及する.
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