北里大学東病院消化器内科
1994 年 83 巻 7 号 p. 1186-1187
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症例は72歳,女性. 1年半前より難治性胃潰瘍で薬物治療をうけていた. 1992年2月,けいれん発作で他院に入院し,異所性ACTH症候群を伴ったZollinger-Ellison症候群と診断された.同年6月,当院に転院したが,肝不全が進行し, 7月に死亡した.剖検で膵頭部の主腫瘤と膵内転移,肝転移を認めた.腫瘍抽出液中のgastrin, ACTHが高値で,免疫組織化学的にgastrin, β-MSHが陽性, ACTHは陰性であった.
日本内科学会会誌
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