慶應義塾大学医学部消化器内科
1995 年 84 巻 2 号 p. 188-193
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中毒性肝障害は臨床的にも重要な疾患で,薬物や飲酒が原因になるケースも少なくない.近年,これらの肝障害の-因に-酸化窒素を含む活性酸素種が関与していることが指摘され,さらに活性酸素除去機構は単に解毒作用を持つのみならず細胞のアポトーシスをおこす遺伝子の発現制御にも関連している可能性が指摘され始めている.さらに活性酸素種は細胞の癌化にも関連しているといわれ,本稿ではこれらのトピックスにつき解説した.
日本内科学会会誌
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