兵庫県立尼崎病院内科・神経内科
京都大学医学部第三内科
1995 年 84 巻 2 号 p. 284-286
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
53歳,女性.感冒様症状につづいて,数日後にうっ血性心不全を呈した.同時に,呼吸筋麻痺,両上下肢の筋力低下,腱反射の低下を認め, IABP,人工呼吸器管理の治療を要した.心内膜心筋生検より心筋炎の所見を認めた.また電気生理学的検査により,急性軸索型Guillain-Barré症候群と診断した.本例は,軸索型Guillain-Barré症候群を合併した劇症型心筋炎と考えられ,集中治療により軽快した1例である.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら