日本内科学会雑誌
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1. MRSA感染症
横山 隆竹末 芳生檜山 英三村上 義昭
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キーワード: エンテロトキシン
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1997 年 86 巻 11 号 p. 2064-2068

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抄録

MRSA感染症は大きく分けて,細菌の増殖による組織破壊を中心とする型とTSST-1やエンテロトキシンなどの外毒素によるTSS症状を主体とする場合がある.重症化は主に後者に認められる.現在,院内感染としては小康状態を保っているが, MRSAが常在細菌化し,多様化の現象が見られること,現在VCMによる治療の奏功しない症例も散見されるようになったことなど今後充分な注意が必要と考えられる.

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