1997 年 86 巻 8 号 p. 1405-1408
慢性関節リウマチの治療薬は(1)遅効性抗リウマチ薬, (2)非ステロイド性抗炎症薬, (3)ステロイド薬,に分けられるが,薬物療法の主役は,遅効性抗リウマチ薬であり, responderとnonresponderがあるものの長期にわたって疾患活動性を抑制する.遅効性抗リウマチ薬は(1)金剤, (2) SH薬, (3)免疫抑制薬, (4)その他とグループ分けされ,従来は単剤で使用するのが常識とされていたが,最近はグループ間の併用療法も盛んに行われるようになってきた.