昭和大学附属豊洲病院内科
昭和大学第二病理学教室
1997 年 86 巻 8 号 p. 1458-1460
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症例は81歳,女性.下腹部に腫瘤を認め生検の結果線維腫症を疑われたが,その後腫瘤の増大を認めたため再度生検したところ,今度は小円形細胞肉腫と診断された.剖検の結果はlow-grade fibromyxoid sarcomaであった.生前に良性,悪性それぞれの組織を得て診断に苦慮したが,剖検にてlow-grade fibromyxoid sarcomaの確定診断を得,その脱分化にも言及することのできた貴重な症例を経験したので報告する.
日本内科学会会誌
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