山形大学第三内科
1998 年 87 巻 12 号 p. 2513-2515
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症例: 37歳,女性.平成8年10月より全身性進行性硬化症の診断でD-ペニシラミンが投与された.平成9年4月末頃から複視,眼瞼下垂,脱力が生じ, 5月23日には呼吸筋麻痺が生じた.抗アセチルコリンレセプター抗体,エドロホニウム静注試験等の所見より重症筋無力症と診断.症状は血漿交換により著明に改善した. D-ペニシラミンによる重症筋無力症は常に念頭に置くべき副作用であり,また血漿交換療法が著効したので報告した.
日本内科学会会誌
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