関西医科大学第三内科
1999 年 88 巻 12 号 p. 2361-2366
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急性膵炎の軽症例は保存的治療で軽快するが,重症例では集中治療室管理を必要とし死亡率も高い.膵炎の重症化は,その機序として局所炎症により惹起された全身性炎症反応による遠隔臓器の障害が重要であり,広範な膵壊死や続発する感染(感染性膵壊死)が主要な局所因子である.診療においては,膵局所炎症の程度,全身性炎症反応の強さや多臓器不全の徴候を経時的に観察し重症化に対処することが重要である.
日本内科学会会誌
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