1.鉄欠乏性貧血

新津 洋司郎; 加藤 淳二

doi:10.2169/naika.88.975

1.鉄欠乏性貧血

新津洋司郎, 加藤淳二

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キーワード: 鉄欠乏性貧血, 血清フェリチン, 血清トランスフェリンレセプター

ジャーナルフリー

1999 年 88 巻 6 号 p. 975-979

DOI https://doi.org/10.2169/naika.88.975

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抄録

鉄欠乏は,洋の東西を問わず,貧血の主要原因である.体内鉄欠乏を診断するための検査法は,血清鉄,血清フェリチンおよび総鉄結合能などが日常臨床において広く用いられているが,炎症や悪性腫瘍が併存する場合には,結果の解釈が困難となる.それを鑑別する新たな指標として,血清トランスフェリンレセプター(血清TfR)/log [血清フェリチン]比がある.また造血細胞での鉄欠乏度を評価するには,血清TfR/血清鉄比が有用である.

責任著者(Corresponding author)

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