東京逓信病院循環器科 東京大学腎内分泌内科
1999 年 88 巻 7 号 p. 1245-1250
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腎不全患者では,低カルシウム血症が補正され,生理量の活性型ビタミンD製剤が投与されているにもかかわらず, PTH分泌が亢進し,副甲状腺過形成が生ずる.これは副甲状腺のビタミンDに対する抵抗性,カルシウムイオンに対する感受性の異常,リンの直接作用などによる考えられており,病態に基づいた治療法が開発されている.一方,腎不全では骨のPTHに対する抵抗性も存在するので, PTH分泌の抑制目標は正常人と異なる.
日本内科学会会誌
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