群馬大学神経内科
2000 年 89 巻 4 号 p. 685-690
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発作性舞踏アテトーゼには急激な運動開始によって誘発される発作性運動誘発性舞踏アテトーゼと運動によらず他の誘因によつて起こる発作性ジストニー性舞踏アテトーゼが存在する.前者は本邦で頻度が高く,少量の抗てんかん薬で著効が得られるが,この疾患の認識は十分でない.診療にあたり,この疾患の存在を念頭におくことが重要である.後者はまれな疾患で治療に抵抗性であるが,分子遺伝学的研究が進み現在注目されている疾患である.
日本内科学会会誌