東北労災病院リウマチ膠原病科
岩手医科大学第一病理
2001 年 90 巻 10 号 p. 2088-2092
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耳介軟骨の病理組織が得られた,再発性多発軟骨炎の2症例を経験した.症例1は60歳,男性.難聴を初発症状として上強膜炎に引き続き両側の耳介軟骨炎が出現した. 4年前より先行する間質性肺病変を合併していた.症例2は65歳,男性.発熱,皮疹などを繰り返す血管炎症状が先行し,耳介軟骨炎が出現した.皮膚の病理組織は多彩な細胞浸潤を認める血管炎の像を呈していた.いずれの症例も耳介軟骨の病理組織にて炎症性細胞の浸潤と軟骨細胞の変性像を認めた.
日本内科学会会誌
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