高齢者Watery diarrhea, Hypokalemia, Achlorhydria (WDHA)症候群の1例

長谷川 浩司; 星 智; 遠山 裕樹; 伊藤 信市; 伊藤 知子; 若林 博人

doi:10.2169/naika.90.1333

長谷川浩司, 星智, 遠山裕樹, 伊藤信市, 伊藤知子, 若林博人

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キーワード: WDHA症候群, VIP産生腫瘍, 高齢者

ジャーナルフリー

2001 年 90 巻 7 号 p. 1333-1335

DOI https://doi.org/10.2169/naika.90.1333

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抄録

症例は82歳,男性. 1日10行以上の水様下痢にて入院,腹部超音波およびCTにて膵頭部に径4cmの腫瘤を認めた.血清VIP (Vasoactive Interstitial Polypeptide)濃度970pg/mlと高値を示し, WDHA (Watery diarrhea, Hypokalemia, Achlorhydria)症候群と診断. octoreotide acetate (以下o. a.と略す)投与にて症状改善後,膵頭十二指腸切除術を施行し現在経過良好である.本例は過去の報告例中世界最高齢の貴重な症例と考え報告した.

責任著者(Corresponding author)

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