東北大学大学院薬学・医学系研究科臨床薬学
2003 年 92 巻 2 号 p. 195-201
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近年,高血圧診療に家庭自己測定血圧測定が応用されている.上腕カフ血圧計を用い,一定条件下で長期間測定する家庭血圧は再現性が良好で,白衣性高血圧や難治性高血圧の同定,薬効・薬効持続の評価に極めて有効である.今日,大迫研究などを基に家庭血圧高血圧基準は135/85mmHg以上,正常血圧は125/80mmHg未満と設定された. 135/85mmHgは随時血圧160/100mmHgに相当し,降圧治療開始基準といえるが,家庭血圧による降圧目標レベルは大規模介入試験の成績を待たねばならない.
日本内科学会会誌
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