日本内科学会雑誌
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神経因性膀胱を合併し,ステロイド治療後良好な経過を呈したChurg-Strauss症候群の1例
藤本 武士木村 政勝調 漸江口 勝美中村 龍文吉村 俊朗
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2003 年 92 巻 2 号 p. 307-309

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抄録
Churg-strauss症候群(アレルギー性肉芽腫性血管炎)は,全身の壊死性血管炎により多彩な臨床像をきたすとされている.その中でも末梢神経障害は高率に認められるが,自律神経障害は極めて稀である1).今回,我々は, Churg-strauss症候群に神経因性膀胱を合併し,治療後良好な経過を呈した1例を経験した.本症に見られる自律神経障害の発症機序,予後などを考える上で貴重な症例と考えられたので報告する.
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