兵庫県立尼崎病院糖尿病・内分泌内科
2003 年 92 巻 4 号 p. 548-554
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近年,マウスの下垂体の発生・分化に関わる転写因子群が発見されたが,ヒトでもこれらの転写因子異常により先天性複合下垂体ホルモン欠損症が生じることが明らかになった.リンパ球性下垂体炎はリンパ球性下垂体前葉炎とリンパ球性漏斗下垂体神経葉炎に大別され,共に自己免疫疾患と考えられているが,最近下垂体の組織由来の異なる前後葉に炎症が生じるリンパ球性汎下垂体炎という概念が提唱され,その病因論が問題となっている.
日本内科学会会誌
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