山口大学脳神経病態学(神経内科学)
2003 年 92 巻 8 号 p. 1485-1492
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進行性核上性麻痺と大脳皮質基底核変性症の典型例はそれぞれ症候学的に異なるが,ときには鑑別困難な例もある.臨床診断基準については,進行性核上性麻痺は概ねコンセンサスが得られている.一方,大脳皮質基底核変性症は非典型例が多く,現在のところ暫定基準に留まっている,薬物治療の面では両疾患とも抗パーキンソン病薬が中心になるが,十分な効果は得られない.その他の治療薬も含めて症例に応じて工夫する必要がある.
日本内科学会会誌
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