日本内科学会雑誌
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92 巻 , 8 号
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  • 葛原 茂樹
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1391-1393
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 小川 紀雄
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1394-1399
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    パーキンソン病は黒質-線条体系のドパミン神経が緩徐進行性に変性脱落する疾患で,遺伝子異常・遺伝的素因に環境因子が様々な程度に加わっておこる多因子疾患である.ドパミン神経終末の脱落に呼応して線条体のドパミン含量の低下,ドパミントランスポーターの低下,ドパミン代謝回転の代償的亢進がみられ,未治療の場合にはドパミン受容体の減少はみられない.これらの科学的な根拠に基づいてドパミンを補充するL-DOPA療法,受容体を刺激するドパミンアゴニスト療法が開発されている.
  • 中島 健二, 野村 哲志, 安井 建一
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1400-1405
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    パーキンソン病では,振戦,筋強剛(筋固縮),無動・寡動,姿勢反射障害・歩行障害などの症状がみられる.典型的な症状がそろった例では診断に苦慮することは少ないが,時に診断に迷う例も経験する.早期から適切な治療を行なうためにも的確な診断が求められ,そのためにも臨床症状の把握と,それらを呈する他の疾患の鑑別が重要である.また, SPECT用放射性リガンドの開発など,画像検査も進歩し,本症の早期診断への臨床応用が検討されてきている.
  • 服部 信孝, 波田野 靖子, 佐藤 健一, 水野 美邦
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1406-1413
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    パーキンソン病(PD)の殆どは遺伝性のない孤発型であるが,その一部に家族内発症のある遺伝性パーキンソン病が存在する.現在Park 1~10まで遺伝子座が明らかにされおり,その内, α-synuclein,パーキン遺伝子, UCH-Ll, DJ-1の4遺伝子が単離された. Park 10はlate onset PDの感受性遺伝子座として同定された.この中でPark 2は最も頻度の高い遺伝性PDであり,劣性遺伝性の約50%を占め,その病態は黒質神経変性の病態に関与していることが推定されている.
  • 小阪 憲司
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1414-1418
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    びまん性Lewy小体病(DLBD)は,現在Lewy小体型痴呆(DLB)と同義に使用されていることが多いが,本来はDLBDはDLBの一型であり, DLBの基本型である.それについて歴史的観点から解説した. CDLBガイドラインの臨床診断基準によりDLBは診断可能になり,現在ではDLBはアルツハイマー型痴呆,血管性痴呆とともに三大痴呆疾患と呼ばれている. donepezilなどのcholinesterase阻害薬の認知機能障害や精神症状への効果が報告されている.
  • 中塚 晶子, 野元 正弘
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1419-1425
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    パーキンソン病は神経変性疾患で厚生労働省の特定疾患に指定されているが,研究が進み,現在では最も治療薬の豊富な疾患となっている.その結果,適切な薬物治療により正常な日常生活が送れるようになっている.さらに,神経の変性を防ぐ治療薬の臨床研究も開始された. Levodopaは最も重要な治療薬であるが,長期使用により不随意運動やwearing-off現象などが誘発される症例が多い.これを解決するために種々の治療薬が臨床応用され,また研究中である.
  • 田中 真, 岡本 幸市
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1426-1431
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    早期パーキンソン病(PD)の治療開始時期,治療法の原則,治療目標および具体的処方について述べた. PDにより社会生活に支障が生じれば薬物療法の適応になる.長期使用で起こる問題症状を抑えるため早期からのL-DOPA使用は可能な隈り控えるが,必要以上の機能障害を患者に強いてはならない. DAアゴニストを第一選択することが最近の主流になっている.症状により他の薬剤も有用であり,個々の患者に適した治療を工夫する必要がある.
  • 村田 美穂
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1432-1437
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    進行期パーキンソン病治療の主な問題点にはwearing-off(レボドパの効果持続時間が短縮し,レボドパ血中濃度の変動とともに症状が変動する現象), delayed on, dyskinesia,すくみ足現象などがある.前3者は抗パーキンソン病薬を調節することによりかなりの改善を得られるので,薬物の特徴を知り適切に処方することが重要である.また,病態に合わせた生活指導はすくみ現象の改善などにも重要である.
  • 長谷川 一子
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1438-1447
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    進行期パーキンソン病: PDの治療をする上で,運動系問題症状以外にも自律神経症状,精神症状のコントロールが大きな問題となる.自律神経症状では便秘,排尿障害,起立性低血圧症が,精神症状ではうつ状態,幻覚および幻覚・妄想状態,睡眠障害,認知障害,痴呆が主たる症候である.これらにはPDの病像の増悪に伴って顕在化するものと,薬剤により誘発,もしくは修飾されるものとがある.これらはPD治療の限界となることもあり,コントロールにつきエビデンスを交えて概説した.
  • 伊達 勲, 松井 利浩
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1448-1455
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    パーキンソン病の基本的治療は,抗パーキンソン病薬の内服による内科的治療であるが,コントロールの不十分な症例や,副作用の強い症例などでは,外科的治療を考慮しなければならないことも多い.外科的治療は定位脳手術と脳内細胞移植に大きく分けることができる.この両者は,電気刺激療法の開発と,分子生物学的手法の発達により,最近大きな進歩をとげている.本稿では,新しい局面を迎えているパーキンソン病の外科的治療の現状をまとめる.
  • 赤松 直樹, 辻 貞俊
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1456-1460
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    経頭蓋連続磁気刺激法(rTMS)は近年神経精神疾患の治療法として注目されている.パーキンソン病治療におけるrTMSの有効性は現時点では確立したものではない.報告によって治療効果が異なる理由としては, rTMSの刺激パラメータの違い,評価方法の違いがあげられる.本邦での多施設二重盲検治験では,効果が認められたがsham刺激とは有意差が認められなかった.パーキンソン病における有効性については今後のさらなる評価が必要である.
  • 村松 慎一
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1461-1466
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    パーキンソン病の遺伝子治療には, 1)ドパミンの合成に必要な酵素遺伝子を線条体で発現させドパミンを生成する方法, 2)神経保護物質の遺伝子導入により黒質ドパミン神経細胞の変性を抑制する方法, 3)抑制性神経伝達物質の合成酵素を視床下核で発現させて機能改善をはかる方法,などがある.神経細胞に治療用遺伝子を導入し長期間発現させることが可能なアデノ随伴ウイルスベクターを使用して臨床応用が始まろうとしている.
  • 山本 悌司
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1467-1471
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    薬物性パーキンソニズムはdopamine受容体阻害作用を有する薬物を使用した場合,高齢者,長期・大量服用者に出現しやすい.臨床症状はパーキンソン病と厳密に区別はできないので,それら責任薬物服用を証明することが重要である.左右対称性の運動障害,静止時振戦を欠く場合,口,舌部のジスキネジアを伴うなどの時は本症を疑う必要がある.服用中止ですみやかに症状が消失するが,数カ月を要する場合もあり,まれに永続的になる.抗コリン薬,アマンタジン, Lドーパ製剤の投与で臨床症候は改善する.中枢神経作動薬としての認識がない薬剤,たとえば胃腸運動機能調整薬長期服用者に本疾患が多いことを記憶する必要がある.
  • 高橋 裕秀, 篠原 幸人
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1472-1478
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    脳血管性パーキンソニズムは,基底核の多発性小梗塞や大脳皮質下白質の広範な梗塞などで生じやすく,前頭葉と線条体との連絡が障害されるためにその症候が出現する機序が想定されている.その中核症状は,歩行障害すなわち,左右に足を広げた(開脚)小刻み歩行やすくみ足である.表情の乏しさや上肢の運動障害が軽度であることから, lower half/body parkinsonismとも呼ばれる.抗パーキンソン病薬の効果は乏しく,脳梗塞の再発・進展の予防が治療の主眼となる.
  • 三明 裕知, 水澤 英洋
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1479-1484
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    多系統萎縮症は,パーキンソニズムを主体とする線状体黒質変性症,小脳症状を主体とするオリーブ橋小脳萎縮症,自律神経症状を主体とするShy-Drager症候群を包括した疾患概念である.なかでも線状体黒質変性症はパーキンソン病との鑑別を要するが,臨床症状・画像所見・治療への反応から大旨鑑別可能である.病理学的所見では,多系統萎縮症・パーキンソン病はいずれもαシヌクレインを成分とする封入体を有する.
  • 森松 光紀
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1485-1492
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    進行性核上性麻痺と大脳皮質基底核変性症の典型例はそれぞれ症候学的に異なるが,ときには鑑別困難な例もある.臨床診断基準については,進行性核上性麻痺は概ねコンセンサスが得られている.一方,大脳皮質基底核変性症は非典型例が多く,現在のところ暫定基準に留まっている,薬物治療の面では両疾患とも抗パーキンソン病薬が中心になるが,十分な効果は得られない.その他の治療薬も含めて症例に応じて工夫する必要がある.
  • 中村 権一, 馬場 さゆみ, 土井 里奈, 井村 洋, 小鶴 三男
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1521-1523
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は, 51歳,女性.発熱,悪寒,全身の筋肉痛を主訴に受診.入院当初に採取した複数の血液培養は陰性だったが入院46日目の血液培養に初めてHaemophilus parainfluenzaeを検出し,新たな心雑音を聴取したため感染性心内膜炎と診断. Ceftriaxoneの4週間投与で治癒した.今回,稀と考えられるHACEK group中のHaemophilus parainfluenzaeによる感染性心内膜炎の症例を経験したので報告する.
  • 今井 堅吾, 犬飼 政美, 吉岡 宣夫, 斎田 康彦, 鈴木 大介, 山田 智則, 志村 貴也
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1524-1527
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は42歳,男性.血便で入院し,出血性大腸炎の所見を認めたが保存的治療で軽快した. 3カ月後,腹痛,嘔気で再入院し,腹部CT,エコー,血管造影で門脈,上腸間膜静脈に広範な血栓を認めた.特発性門脈血栓症と診断し,抗凝固療法を3カ月継続したところ血栓は消失した.以後治療を中止したが再発なく経過している.腸炎症状を繰り返し,抗凝固療法が有効であった特発性門脈血栓症の一例を報告する.
  • 藤丸 潔, 種市 春仁, 松原 潔, 武部 典子, 石田 弥, 金子 能人, 澤田 哲伸, 鈴木 一幸, 福島 秋宗, 庄司 忠宏, 岩動 ...
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1528-1530
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は26歳,女性. 1型糖尿病,潰瘍性大腸炎(UC)の診断にて加療を受けていたが,粘血便を認め,血糖コントロールも不良となり紹介・入院.メサラジン内服にステロイド坐剤を追加し, 6回分割食とインスリン頻回投与による血糖管理にて無事経膣分娩にて出産した.本邦では1型糖尿病とUCを合併した妊娠例は稀であり,興味ある症例と思われ報告する.
  • 賀川 久美子, 犬伏 理津子, 小島 愛, 三原 正朋, 北添 健一, 松下 隆哉, 松崎 泰之, 玉木 康民, 木村 成昭, 武市 俊彰, ...
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1531-1533
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    39歳男性.腹痛と右側胸部腫瘤のため入院.右側胸部の皮下と右肺尖部に腫瘍がみられたほか,右腎周囲後腹膜の腫脹と腹腔内リンパ節の腫大を認めた.入院後,血性の胸腹水が急速に増加し,化学療法の効果なく,入院24日目に出血性ショックのため死亡した.剖検後の組織学的検討により,後腹膜原発の脱分化型脂肪肉腫と診断した.脱分化型脂肪肉腫は稀な疾患で,後腹膜に好発するが,本例のような体腔内出血による急激な転帰の報告はない.
  • 山本 直宗, 磯谷 治彦, 木村 文治, 花房 俊昭, 亀井 宏治, 丸尾 進, 北岡 治子, 小間 勝, 坂口 寛正
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1534-1536
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は74歳の女性,腹痛,下血,頭痛を主訴に緊急入院.高血圧,虚血性大腸炎にて加療する際,腹部超音波検査にて右副腎偶発腫を認めたが,尿中カテコラミン分泌には異常を認めなかった.以後,外来で高血圧の増悪と血漿ノルアドレナリンの上昇を認め, MIBGシンチで右副腎に高度の集積を認めた.褐色細胞腫と診断し,腹腔鏡下副腎腫瘍摘出術を施行し,経過順調である.褐色細胞腫と虚血性大腸炎との合併は少ないが,併発すると重篤になることもあり報告した.
  • 丸山 大, 西脇 嘉一, 佐野 公司, 増岡 秀一, 横山 洋紀, 萩野 剛史, 片山 俊夫, 小林 正之
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1537-1539
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は78歳,男性.右腸腰筋内出血にて発症し,検査所見より後天性血友病Aと診断した.中和療法,バイパス療法の効果は一過性であったため,ステロイドでの免疫抑制療法を施行した後に血漿交換療法を施行した.その後第VIII因子inhibitor (FVIII-I)力価は著明に減少し, APTT,第VIII因子(FVIII)ともに正常化し,出血症状も消失した.後天性血友病Aは非常に稀な疾患で,確立した治療法もなく,本症例は示唆に富む貴重な症例と考えられた.
  • 松岡 健, 中村 博幸, 岸 厚次
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1540-1545
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    ラジオ波熱凝固療法(RFA)は切除不能な原発性および転移性肝癌に多数行われ良好な治療成績が得られている.ところで膝癌は周囲の正常肺実質の存在のため絶縁効果により腫瘍へRFエネルギーが集中しRFAにより適した腫瘍と考えられる.このため肺癌への適応の可能性,治療効果および安全性を確認するためまず正常ウサギ肺を用いてRFAを行った.その結果十分な凝固壊死領域が得られ,重篤な合併症はなく安全性を確認した.その後現在までヒト肺癌症例8例に計11回のRFAを行い,十分な治療効果を確認している.合併症は軽度の気胸のみで安全性に問題なかった. RFAは他の熱凝固療法と比較して侵襲が少なくコントロール可能な十分な凝固壊死領域が得られ,低コストで合併症も少なく最も有効な局所療法と考えられる.適応症例の選択や治療効果判定など今後の検討課題である.
  • 改正 恒康, 審良 静男
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1546-1551
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    生体は,感染初期に迅速に免疫応答を行うためのシステムを自然免疫として有している.自然免疫において重要なのが,抗原提示細胞に発現されている, Toll様受容体と呼ばれる一群の膜タンパクである. Toll様受容体は,ヒトでは,現在, 10個同定されており,それらは,微生物特有の種々の分子構造を認識する. Toll様受容体は,認識後,サイトカイン産生,あるいは,種々の共刺激分子の発現増強を誘導し, Tリンパ球の活性化を惹起し,免疫応答を誘導する.このことから, Toll様受容体は,アジュバント受容体であると言い換えることもできる. Toll様受容体システムを適切に理解することは,感染症ばかりでなく,ガンやアレルギーなど免疫疾患を制御するための有効な手段を獲得することにも非常に有用であると考えられる.本稿では, Toll様受容体の機能に関して,最近の知見を概説する.
  • 西野 正人, 嶋津 岳士
    2003 年 92 巻 8 号 p. 1552-1559
    発行日: 2003/08/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    生物化学テロ対策上の重要点は(1)国及び都道府県レベルにおける明確な対応計画の策定, (2)生物化学テロ災害に対応する関係組織内における,各個人の役割,各部署の役割及び他の部署との連携体制についての十分な教育と訓練(3)地域社会における関係組織間(消防,救急,警察,自衛隊,保健所,医師会や災害医療機関等)の密接な連携体制の整備,に集約される.生物化学テロ対策の基本は地域社会での“基本対応計画の策定”と“準備”である.関係組織の密接な連携なしには十分な準備は不可能である.本邦におけるこれまでのテロ対策は,国,都道府県が中心になって進められてきが,組織の連携は派閥主義が障害となり,必ずしも横の連携が円滑ではないのが実情である.災害対策の基本単位である地域社会(市町村レベル)での“顔の見える”組織連携が早急に構築される必要がある.
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