東北大学大学院消化器病態学
2004 年 93 巻 1 号 p. 10-15
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急性膵炎は良性疾患とはいえ,国内では現在なお7%前後の死亡率を伴い,特に重症急性膵炎の死亡率は20%を超える.急性膵炎では初期治療開始のタイミングや,その内容が患者の予後に大きな影響を与える.従って,迅速かつ正確に診断し,重症度判定を行って速やかに治療方針をたてることが求められる.本年,多くのエビデンスに基づいて「急性膵炎の診療ガイドライン」が提唱された.ここでは,急性膵炎の診断と重症度判定をガイドラインに従って解説した.
日本内科学会会誌
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