日本内科学会雑誌
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3.糖尿病性筋萎縮症
日下 博文
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2004 年 93 巻 8 号 p. 1563-1566

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抄録

糖尿病性筋萎縮症は糖尿病でみられる末梢神経障害としては比較的まれなものである.典型的には一側下肢近位部の疼痛,筋力抵下,筋萎縮を呈する.突然疼痛で発症し,遷延性の経過をとり,強い痛みと麻痺が持続する.特異な臨床像からひとつの疾患単位であると考えられているが,その病因や病変の局在についてはいまだ意見の一致をみない.しかし,最近免疫療法(γグロブリン療法,副腎皮質ホルモン,免疫抑制薬,血漿交換)の有効性が指摘されている.

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