日本内科学会雑誌
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ペグインターフェロンα-2a導入後早期にBasedow病を発症したC型慢性肝炎の1例
前出 幸子森下 慶一岩村 国博高山 敬子塚田 百合子岸野 真衣子清水 健松島 昭三小松 達司笠木 陽子
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2005 年 94 巻 12 号 p. 2600-2602

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抄録

症例は23歳,女性, C型慢性肝炎の治療のため, pegylated interferon α-2a (PEG-IFNα-2a)を投与したところ,治療開始約1カ月後にBasedow病を発症した. IFN治療による甲状腺機能亢進症の多くは無痛性甲状腺炎であり, Basedow病は稀である.また本症例は,その発症時期が非常に早期であったことからも興味深い症例と考え報告する.

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