日本内科学会雑誌
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6.抗サイトカイン療法・エンドセリン拮抗薬
松森 昭
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2005 年 94 巻 2 号 p. 276-282

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抄録

サイトカインやエンドセリンは,細胞の増殖,分化,活性化を調整するうえで重要な働きをすることが知られているが,心不全で血中レベルが高値を示すことが報告され,心不全の発症や病態との関連が注目されている.
筆者らは,心不全を炎症・免疫という観点からとらえ,サイトカインやマスト細胞が心不全の新たな治療ターゲットとなると考えている.本稿では,このような萩しい心不全治療としての抗サイトカイン,抗炎症療法について論じたいと思う.

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