熱処理
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学術論文
AZ31マグネシウム合金のレーザ曲げ加工に及ぼす照射条件の影響
今川 啓太郎小橋 史嵩大沢 基明
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2014 年 54 巻 6 号 p. 319-324

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抄録

レーザ曲げはレーザ照射による熱応力を利用した加工法である。この加工を制御するパラメータは,主にビーム出力,ビーム直径,走査速度と照射回数などである。マグネシウム合金は,熱伝導率が大きい,融点が低い,加工性が低いなどの理由からレーザ照射による温度勾配は小さいが,この合金はレーザ照射による曲げ加工が可能となった。しかし,高出力,低送り速度のレーザ照射では試験片上面に割れが発生した。そして,試験片下面への冷却とレーザ吸収剤の塗布によって,割れのないレーザ曲げ加工が可能となることがわかった。これは試験片上面と下面に温度勾配が生じたことによる。割れのないレーザ曲げ加工は最適な温度勾配を生ずるレーザ照射条件によって可能である。

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© 2014 一般社団法人日本熱処理技術協会
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