2022 年 43 巻 1 号 p. 2-8
スチルベン構造を持つエポキシ樹脂(DGTMS)を合成し,フェノールノボラックを硬化物とした硬化物の物性をビフェニル系エポキシ樹脂(DGTBP)およびビスフェノールF 型エポキシ樹脂(DGTBF)の硬化物の物性と比較検討した。DGTMS の硬化物のガラス転移温度は169 ℃であり,DGTBP 硬化物よりも15 ℃,DGTBF 硬化物よりも27 ℃高い値を示した。また,700 ℃での残炭率は24.9 wt%であり,DGTBP 硬化物の19.9 wt%よりも高く,DGTMS 硬化物が最も高い熱分解安定性を有していた。