ネットワークポリマー論文集
Online ISSN : 2434-2149
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総説
エポキシ樹脂用機能性硬化剤としてのイミダゾリウム塩系イオン液体の構造と特性(上)
小池 常夫
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2022 年 43 巻 5 号 p. 226-234

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抄録

エポキシ樹脂の新しいタイプの硬化剤として,イミダゾリウム塩系イオン液体は,過去十数年ほどにわたって活発に研究されてきた。1-アルキル-3-メチルイミダゾリウムカチオンは,エポキシ樹脂を単独で重合硬化できるイミダゾリウム塩系イオン液体の主要なカチオン成分である。1-アルキル置換基の炭素数が6 までのイミダゾリウム塩系イオン液体は,通常は低粘度であり,エポキシ樹脂硬化剤として適していると考えられる。イミダゾリウム塩系イオン液体のアニオン成分は,エポキシ樹脂との硬化性および硬化後の物性に対して,カチオン成分よりも大きな影響を及ぼす。イミダゾリウム塩系イオン液体を含むエポキシ樹脂配合は,汎用のイミダゾール硬化システムよりもかなり長いポットライフを持ち,エポキシ樹脂配合に最適量を添加して硬化させると,その機械的特性はイミダゾール硬化エポキシ樹脂に匹敵するとともに,より高いTg が得られる場合が多い。

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© 2022 合成樹脂工業協会
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