2023 年 44 巻 2 号 p. 62-67
4,4’-ジグリシジルオキシジフェニルエーテル(DGDE)と4,4’-ジヒドロキシビフェニルとの反応から得られる結晶性高分子への架橋構造の導入を目的として,フェノールノボラック(PN)の添加を検討した。その結果,硬化剤中のPN 量が60 wt%まで結晶性が維持されるとともに,Tg の上昇が確認された。PN 量を30 wt%とした場合,PN を用いない硬化物に対してTg が12.1℃高くなるとともに,熱伝導率がDGDE とPN からの硬化物に対して1.3 倍向上し,吸水率は1/2 に低減した。