2023 年 44 巻 4 号 p. 160-166
液晶材料中にアゾベンゼン基を有する二官能重合性モノマーを溶解させた混合物を基板間に注入し,液晶材料のネマティック相―等方相転移点(Tni)以上の温度で偏光UV を照射することで,水平配向を発現させることができた。偏光UV 照射によって液晶を一軸方位に配向させるため,重合性モノマー中に,アゾベンゼン基を導入した。さらに光フリース転移によりラジカルを発生,重合することのできる官能基も導入した。本提案の手法を用いて作製した横電界モード液晶セルは,ポリイミド配向膜にラビング処理を施して作製した液晶セルと同等の電圧―透過率特性,および応答特性を示した。