2024 年 45 巻 6 号 p. 280-285
レゾルシノール骨格を持つ環状 4 量体であるカリックス[4]レゾルシンアレーン(以下CR(10))を硬化剤としてレゾールを硬化させることで,CR(10)の環状構造を持つレゾール樹脂硬化物(R-CR(10))を作製した。作製した R-CR(10)は硬化剤未添加のレゾール樹脂より耐熱性および軽量性に優れていた。さらに,CR(10)をメチレン架橋によりポリマー化させたP-CR(10)を作製してレゾールの硬化剤として使用し軽量性を評価した。CR(10)およびP-CR(10)ともにレゾールの硬化剤として機能し,レゾール樹脂のネットワーク構造に取り込まれることで,耐熱性を維持しつつ軽量化を達成することが可能となった。